「NFTプロジェクトに参加してみたいけど、Discordって聞いた事なくて不安。」「NFTコミュニティって中身がよく見えなくて入り辛い。」
DiscordはTwitterやLINEと違って聞き馴染みがなく、取っ付きづらいですよね。Discordコミュニティの内容は、Google検索などで外から参照できないので、躊躇してしまうのもわかります。
そんな不安を解消するため、この記事ではNFTプロジェクトにおけるDiscordの利用イメージを解説し、NFTの世界を明るみに引き摺り出していきます。
Discordは世界的に有名なサービス
Discordは、チャットや通話機能を備えたコミュニケーションツールです。 ユーザー登録する事で、ブラウザやアプリから利用可能です。
匿名アカウントを作成して目的のサーバーに参加する事で、クローズドな環境でチャットや通話機能を利用する事ができます。
個人情報として必要なのはメールアドレスくらいです。
2015年から海外で開始されたサービスで、現在は世界で3億ほどのユーザーが利用しています。結構メジャーなサービスです。
ゲームプレイヤーのコミュニケーション用ツールとして使われることが多いようです。
NFTプロジェクトの拠点にされやすい
Discordはコミュニケーションツールとして優秀で、NFTプロジェクトの多くがDiscordを使ってコミュニティを形成しています。
・プロジェクトに共鳴するユーザーを集めて閉じたコミュニティを形成できる
・プロジェクトに関する最新情報の発信・情報の蓄積ができる
・ユーザー毎に読み書き制限やBAN権限付与など、権限を細かく設定できる
・ブウラザのアドオンのように、拡張機能を導入して柔軟に機能追加できる
Discordコミュニティは、Google検索しても引っかからない閉じた環境なので、少し不安ですよね。
しかし、閉じた環境だからこそ、外野を気にせず、仲間内だけで自分の思いや熱意を曝け出せます。それが、Discordコミュニティの強みです。
コミュニティは会話必須ではない
「コミュニティに参加する」と聞くと、「会話しなければ」「初心者で無知だから会話できない」と思うかもしれませんが、無理に会話する必要はありません。
気になるNFTプロジェクトを見つけたら、お店に立ち寄る感覚でDiscordコミュニティに参加してみましょう。コミュニティでしか得られない最新情報もあります。
コミュニティでは多くの場合、プロジェクトの目的や思想を掲載しているチャンネルがあります。まずは覗いてみて、取り組みに共感できるようであれば、雑談チャンネルで会話に混じっていけば良いのです。
合わなければ、何も言わず脱退するくらいの軽い気持ちで大丈夫です。
Discordコミュニティ参加手順
Discordのユーザー登録からコミュニティへ参加するまでの流れを紹介します。
コミュニティ参加手順はプロジェクト毎に異なりますが、大筋はここで紹介するような流れになる事が多いです。
当記事では、NFTプロジェクト「MEGAMI」のコミュニティへ参加するまでの流れを例として紹介します。
– MEGAMI –
Discord登録〜コミュニティ参加の流れ
スマホのアプリストアから「Discord」のアプリをダウンロードします。
PCの場合、以下へアクセスしてブラウザのまま利用するかアプリをDLして利用します。
アプリを起動して「登録」より、ユーザー登録を行います。「メールアドレス」「ニックネーム」「パスワード」「生年月日」の4項目を入力して登録します。
公式WebやTwitter、OpenSea等からDiscordサーバー参加リンクを見つけます。偽アカウントや偽リンクには注意しましょう。
・フォロワー数
・リプライ有無
・公式マーク有無
・アカウント名の違和感(空白の有無等)
・URLの違和感(スペル等)
【公式Webから参加する】
【公式Twitterプロフィールから参加する】
【公式OpenSeaコレクションから参加する】
Discordサーバーへ参加する手順は、プロジェクトによって異なります。
大抵の場合は、以下スライドのように「verify」チャンネルの文をよく読み、指示通り操作する事でメンバーロールが付与され、各種アナウンスや雑談チャンネルにアクセス可能になります。
DMは詐欺
コミュニティ参加時、以下のようなダイレクトメッセージ(DM)が来ることがあります。
一見、コミュニティ参加のためにクリックを促されているように見えますが、これは、クリックをトリガーにアカウントジャックしたり情報を抜き取る手口の詐欺です。
基本的に、プロジェクトからDMが配信される事はありません。DM機能は、リンクアクセスを誘導する詐欺の温床になっています。
DMに記載されたリンクは開かないよう注意してください。怪しいDMが届いてしまったら「スパムとして報告」を押して閉じましょう。
見分けるのに苦戦するようならDM機能自体を無効化しても良いくらいです。
NFT PJのDiscordチャンネル解説
NFTプロジェクトのDiscordサーバーでは、以下のようなチャンネル構成をよく見ます。
上のコミュニティ例の場合、「COMMUNITY」カテゴリの中に「general」「fan-art」といったチャンネルがありますね。コミュニティでは、チャンネルの中でアナウンスを確認したり、会話したりします。
本項では各チャンネルの役割について解説します。
※チャンネル構成や役割はコミュニティによって異なります。ここでは、NFTコミュニティで定番的に存在するチャンネルの役割について解説します。NFTコミュニティのイメージを掴むためのものとしてお読みください。
STATUS系カテゴリのチャンネル
プロジェクトに関するメンバー数を表示しています。入室不可。
Members
Discordコミュニティの参加メンバー数。
Supply
プロジェクトのNFTの供給数。
INFO系カテゴリのチャンネル
公式情報を掲載するチャンネルや、botの自動出力用チャンネルが配置されます。一般ユーザー書込不可。
コミュニティに参加したら、まず運営のアナウンスやルールのチャンネルに掲載されている内容を一読してプロジェクトの方針やルールを確認しましょう。
welcome
コミュニティに参加したメンバー名が、botで自動出力される。自分の名前が出ていても、特に気にする必要は無い。
rules
発言するに当たって、守るべきルールが記載されている。ルールに違反すると、サーバーからブロックされる可能性がある。
announcement
プロジェクトに関する最新情報が掲載される。過去のアナウンスも読む事で、プロジェクトの方針を把握できる。
faq
プロジェクトに関するよくある質問が掲載される。
roadmap
プロジェクトが実現する予定の計画が掲載される。
official-link
公式WebやOpenSeaなどのリンクが掲載される。
sneak-peeks
プロジェクトのNFTが販売される前に、事前公開として販売予定のNFTの画像が掲載される。
COMMUNITY系カテゴリのチャンネル
ユーザー同士でコミュニケーションを取るチャンネルが配置されています。誰でも書込可能。
言語毎に別れている事が多いので、発言したい言語のチャンネルを選びましょう。
general
誰でも何でも書き込み可能な雑談チャンネル。プロジェクトによっては禁止な話題もあるため、rules等を一読して利用する。
fan-art
プロジェクトに関するファンアート画像を投稿できるチャンネル。
meme
笑える画像を投稿するチャンネル。盛り上げ用。
general-vc
音声通話できるチャンネル。音声通話チャンネルはスピーカーアイコンで表示されている。
まとめ
▶︎NFTのDiscordコミュニティは、権限設定・機能追加・チャンネル構築を行なって、それぞれ独自のコミュニティを作っている。
▶︎NFTコミュニティは会話必須では無い。参加して合わなければすぐ脱退して良い。
▶︎NFTの世界では詐欺が横行しているので、アカウントやURLの真偽を慎重に判断する。DMは基本無視。
アートを中心とした新時代のコミュニティの形を、ぜひ体感してみてください!