当記事では、NFT二次流通マーケット「OpenSea」でイーサリアムのNFTを買う手順や、購入までの間に発生する手数料について解説します。
NFT購入には暗号通貨が必要となります。暗号通貨未経験の方でもイメージが掴みやすいように図を使いながら、俯瞰でNFT購入までのイメージを紹介していきます。
NFTを買うために必要なもの
NFTを買うには、以下の準備が必要です。
- 暗号通貨(ETH)
- ソフトウェアウォレット(MetaMask)
イチからNFTを買うまでの流れ
暗号通貨未所持の状態から、NFTを買うまでの簡易チャートです。当記事では⑥、⑦を解説します。
- 暗号通貨取引所で口座開設(60分)
- 取引所に日本円(JPY)入金(30分)
- JPYでETH購入(10分)
- MetaMaskウォレット作成(10分)
- ETHをMetaMaskウォレットへ送金(20分)
- MetaMaskをOpenSeaへ接続(5分)
- NFT購入(15分)
①〜⑤は別の記事で画像を多く使って解説しています。以下の各記事を参考にしてみてください。
NFTを買うまでの間に発生する手数料
NFT購入までの間に、どうしても手数料が掛かってしまうタイミングがあります。本項では、手数料が掛かるタイミングと手数料の性質を纏めます。
先ほどの簡易チャートの項番をベースに解説していきます。
②取引所に日本円(JPY)入金 する時
暗号通貨取引所へ日本円を入金する際、銀行振込やコンビニ払いをすると、銀行やコンビニに対して円建ての手数料が掛かります。300円前後の場合が多いですが、方法によっては無料で済む事もあります。
主要な取引所の入金手数料はこちらに纏めています。
③JPYでETH購入 する時
JPYでETHを売買する際、取引所に対してETH建ての手数料が掛かります。「取引所」機能で「指値」で売買する事で手数料をかなり抑えられます。手数料は取引額の割合で決まるので一概には言えませんが、10万円程の売買であれば円換算で数十円程度で済む事が多いです。
主要な取引所の取引所売買手数料はこちらに纏めています。
⑤ETHをMetaMaskウォレットへ送金 する時
ETHをウォレットへ送金する際、取引所に対してETH建ての手数料が掛かります。手数料は「0.005ETH」など、ETH建てで固定なので、ETHの時価によって評価額が変わります。例えば、1ETHが20万円の時なら1,000円相当になります。「GMOコイン」の場合、無料で送金できます。
主要な取引所の送金手数料はこちらに纏めています。
⑦NFT購入 する時
NFTを購入する際、ブロックチェーンネットワーク(イーサリアム)に対してETH建ての手数料(ガス代)が掛かります。ガス代はブロックチェーンの混雑状況次第で天井無く上下します。100〜1000円相当の場合が多いですが、混雑時は数万円になる時もあります。
NFT購入時の最終確認でガス代の目安額が表示されるので、そこで高いと感じたら一度キャンセルし、時間を置いてリトライしましょう。
結局、手数料としていくら用意すべき?
NFTを触っていると、ウォレットのETHやNFTを移動する時・売買する時など、様々な場面でガス代が必要になります。できるだけ資金を余分に入れておきましょう。
少なくとも、②の時点でNFTの購入代金+10,000円程度の日本円を入金してETHに替え、購入代金と共にウォレットへ送金しておく事をオススメします。
NFT購入手順5ステップ
MetaMaskにETHを入れている状態で、「OpenSea」でNFTを購入する手順を紹介します。
MetaMaskアプリのブラウザでOpenSeaにアクセスします。
①MetaMaskメニューで「ブラウザ」を選択
②URLを入力してOpenSeaへアクセス
OpenSeaでウォレットを接続します。
①OpenSeaのメニューを開く
②「Connect wallet」を選択
③「MetaMask」を選択
④「接続」を選択
OpenSeaで検索するか、公式Webや公式Twitter等のリンクからNFTコレクションページにアクセスします。
ここでは、「MetaSamurai」を対象NFTとして解説します。
【OpenSeaで検索】
【公式Webからアクセス】
①買いたいNFTを選択
②「Buy now」を選択
①「Complete purchase」を選択
②「確認」を選択
所有NFTを確認する方法
OpenSeaでは、ウォレットに入っているNFTを確認できます。
①右上メニューより、「Profile」を選択
②「Collected」タブで確認可能
まとめ
▶︎NFTを買うには暗号通貨(ETH)とウォレット(MetaMask)が必要。
▶︎NFT操作時にガス代が掛かる場面が多いため、ウォレットには余分にETHを入れておく。
以上、二次流通でNFTを買う手順でした!